Webサイトリニューアルの記事で触れたように、今回、テーマとして Snow Monkey を使ってみて気に入ったので、そのすばらしさについて書いておきます。
心地よさ
このテーマを使ってサイトを作り始めてまず感じたのは、不思議な心地よさです。この感覚は何だろうと考えてみた結果、自分にとっては主に下記の点に起因しているのだろうと思いました。
絶妙なバランス
タイトルとメタ情報と本文の文字サイズのバランス、段落間のマージン、文字サイズと行間のバランス、各レベルの見出しやウィジェットタイトルのバランス、などが絶妙です。タブレットやモバイルでもバランスが崩れません。繊細な調整が行われているのでしょう。そのおかげで、子テーマの CSS やカスタマイザーの追加 CSS で調整する必要がなく、固定ページや投稿を書くだけでスパっとコンテンツが完成します。これが「気持ちいい」という感覚を生んでいるのだと思います。
細やかさ
特長などを 3 つ並べる PRボックス的なウィジェットはよくありますが、Snow Monkey の「WPAW PRボックス」は項目を自由に追加できて、さらに、デバイスサイズごとにカラム数の設定までできます。画像サイズやアスペクト比まで選択できて、もう至れり尽くせりです。こういう細やかな配慮があちこちにあって、ジーンときます。
WYSIWYG
わたしは普段はテキストモードしか使わないのですが、キタジマさんこだわりの HTMLコンポーネントを試してみるため、ビジュアルエディタを使ってみて、衝撃を受けました。このレベルまで WYSIWYG になっているなら、ビジュアル エディタの方が書きやすいし、書くことが楽しくなります。キタジマさんがショートコードの排除にこだわった理由もしみじみと理解できました。
ワクワク感
繊細な作り込みに支えられたバランスの良い土台の上で、多彩なHTMLコンポーネントとオリジナル ウィジェットをはじめとする数々の便利機能が、サイトの作りやすさ・記事の書きやすさを生み出しています。そこに、アップデートによる進化のスピード感とオンラインコミュニティの存在が加わって、全体としてワクワク感のようなものが生まれていると思います。
…と、ここまで書いてきて、ふと思い出しました。
キタジマさんが「Snow Monkey を WordPress テーマとして売らない」という、一見すると衝撃的なことを書いていたことを。
オンラインコミュニティを通じてユーザーも加わって混然一体となったものが Snow Monkey なのですね。
今後、Gutenberg エディタ時代の幕開けに向けて Snow Monkey がどう進化していくのか、楽しみでワクワクします。